診療内容
近視進行抑制治療(リジュセアミニ点眼薬)
■近視とは?
近視とは眼軸長が長くなることにより網膜の手前でピントがあってしまい、遠くの物を見る時にうまくピントがあわせられずにぼやけてみえます。
近視の進行は視力障害を伴う眼合併症の発症リスクを増加させることが知られています。(網膜剥離 黄斑変性、緑内障など)
現在、近視進行抑制治療にエビデンスがある治療
■低濃度アトロピン点眼(自由診療)
世界で最もおこなわれている治療です。 1%(通常の濃度)アトロピン点眼は、毛様体筋の調節を麻痺させて、瞳孔を広げる目薬です。
ぶどう膜炎の治療、小児の斜視、弱視の診断や治療に使われています。
1%アトロピン点眼は、副作用として眩しさや近くが見えにくい症状があります。
シンガポールの研究で、0.01%アトロピン点眼(0.01%マイオピン)により近視進行抑制効果が60%という報告がありました。
同剤を使用した日本での治験では近視進行抑制が15%、眼軸長抑制は18%と報告されています。(2019年Atom-J)
近視進行抑制点眼液 リジュセアミニ点眼液0.025%(参天製薬)は日本で初めて承認され2025年4月21日発売となりました。
保険適応外となり自由診療となります。
点眼方法は1日1回1滴 就寝前に点眼。
効果・効能:近視の進行抑制
目的:病的近視への進行予防
適応年齢:5歳以上15歳以下の近視患者を対象とした国内第Ⅱ/Ⅲ試験(ORANGE STUDY)において有効性と安全性が検討され
「近視の進行抑制」を効能・効果として、日本で始めて承認された点眼剤です。主な副作用は羞明(まぶしさ)9%
本治療は、近視の進行を抑えることを目的としています。ただし、完全に近視の進行を止めることはできません。また、この治療は視力を回復させるものではありませんので、その点をご理解ください。
近視の程度に応じて眼鏡等での視力矯正が別途必要となります。
■治療スケジュール・費用
初回は、保険診療での診察で点眼治療の適応を判断いたします。
適応と判断されれば次回来院時に自由診療(自費)での治療開始となります。副作用等がなく、治療継続に問題なければ、定期的に効果をモニタリングします。治療は事前予約が必要です。
ご希望の方は事前に03−5755−5715にご連絡ください。
検査・薬剤費用は全て自由診療(公的医療保険の対象外)となります。
| 治療スケジュール | 費用(税込) |
|---|---|
| 初回 | 診察・検査費用(3,300円)+点眼薬費用(4,400円/箱) 検査項目: 屈折・視力・眼軸(非接触) |
| 2回目 (初回から1ヶ月後) |
診察・検査費用(3,300円)+点眼薬費用(8,800円 2箱) |
| 3回目 (初回から3ヶ月後) |
診察・検査費用(3,300円)+点眼薬費用(13,200円 3箱) 検査項目:屈折・視力 |
※3回目の治療以降は3ヶ月毎の定期的な通院が必要です。
診察・検査費用(税込3,300円)及び点眼薬費用(90日分 税込13,200円)が必要となります。
注)リジュセアミニ点眼液による治療は自由診療です。
副作用がおこった場合、副作用にかかわる治療費につきましても公的医療保険は適応されず、自費の診療となります。
なお、副作用などで治療を中止した場合でも、一旦処方した点眼薬については返品、返金に応じることはできません。あらかじめご承諾ください。
■問合せ先
ご不明な点がございましたら下記までご連絡ください。
自由が丘すななが眼科 TEL03−5755−5715
各診療内容の詳細については以下よりご覧ください
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