今月の「めからうろこ話」
第2回 ドライアイ②(2016年6月)
今回は、ドライアイ続編についてお話させていただきます。
残念ながら前回お話しした点眼治療で効果が乏しい場合、涙点プラグ挿入を考慮します。
涙点とは目頭の上下に1箇所ずつあり、その涙点を塞ぐことで涙が目の表面にたまり潤います。
涙点を塞ぐ方法のひとつに涙点プラグ挿入があります。
上下とも涙点プラグを挿入する場合と、どちらか一方に挿入する場合があります。
涙点プラグを挿入する時は、点眼麻酔を行いますので、痛みを感じない方がほとんどです。健康保険適応の治療方法です。
合併症
その1。
涙点プラグは、涙点にプラグを挿入しているだけなので、自然脱落する場合があります。
その際は、再度涙点プラグを挿入するか、涙点を縫合し閉塞する方法を検討します。
その2。
プラグの接触による角膜上皮障害や感染症などを生じた場合には、プラグを除去する必要性があります。
「ドライアイによる不快な症状かな?」とお困りの皆様、お気軽にご相談いただき適切な治療方法をみつけて快適な日々をお過ごしください。
続く